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インターネットコンテンツの企画・運営を行う株式会社バガボンド(代表取
締役 中込 知野 東京都渋谷区)は2002年3月に実施した国内17万件のco.jp
ドメイン調査に続き、同月に国内の自治体ドメイン調査を行った。
■「サーバ管理」に焦点を当て、自治体ドメイン3,557件の実態を調査
現在、行政府によって掲げられている電子政府の構築や住基ネットなど、さ
まざまな行政関連の手続き・書類などが電子化されつつある。(一部では既に
実現している。)そこではセキュリティが必須となる。そこで、セキュリティ
対策にどの程度注意を払っているかの一つの目安として、「サーバ管理」に焦
点を当て今回の調査を行った。サーバ管理にどの程度配慮してるかを測るべく、
各種サーバ(Web・SMTP・POP)の管理状況の実態を調査した。
この調査結果について、代表的なセキュリティベンダであるシマンテック社
と最大手データセンター事業社のひとつケーブルアンドワイヤレスIDC社から
コメントが寄せられている。以下はその抜粋である。
なお、このコメント/分析文はバガボンド社発行のScan Incident Report誌
において、掲載された。
◇ケーブルアンドワイヤレスIDC社
・・・ウェブサーバでは、Apacheに関しては1.3.xが多いが、調査時点での最
新と思われる1.3.23を使用しているサイトよりも、古いものを使用しているサ
イトの方が多い。とりわけ、Apacheを採用しているサイトのうち、最も多い
1.3.12には多くのセキュリティホールが発見されている。これには、例えば攻
撃者がサーバ上の全てのファイルにアクセスできてしまうものや、インデック
スページではなくディレクトリリスティングを表示できてしまうもの、ログフ
ァイルへの書き込みを許してしまうもの、DoS攻撃を許してしまうもの等が含
まれており、大変危険である。なお、Windows版のApacheであるが、本調査の
後、1.3.24より前のものはリモートから任意のコードを実行することができる
という脆弱性が発見されている。そのため早急に最新のものにする必要がある。
・・・
◇シマンテック社
・・・Solarisに関してはVer.2.5が500件以上も使われているのは注意が必要
と思われる。もしかするとFirewallのOSが情報として出てきており、Firewall
自身やそのプラットフォームのOSがバージョンアップされていない為かもしれ
ない。しかし、いずれにしても商用OSまたはFirewallに関してはバージョンア
ップの手間や費用が掛かる為、そのままにされているとしたら、セキュリティ
対策にかける手間を省いている可能性が考えられる。一般的にプラットフォー
ムに対するセキュリティの第一歩は最新のバージョンの使用や最新のパッチの
適用である。このように手間や費用の節約の為に、古いOSが使われているとし
たら、パッチ等の安全性に対する手間も省かれている可能性があり、セキュリ
ティの点からは危ないことが考えられる。・・・
■■ 調査概要 ■■
●調査対象:日本国内の自治体/行政府のドメインを格納しているサーバ3,557件
ドメインに「city.」「pref.」「town.」「vill.」「village.」
「lib.」「library.」「go.jp」が含まれるもの
●調査日程:2002年3月16日〜22日
●調査項目:公開サーバOSの種別とバージョン
webサーバアプリケーションの種別とバージョン
SMTPサーバアプリケーションの種別とバージョン
POPサーバアプリケーションの種別とバージョン
ORBZ、ORDB不正中継データベース登録状況
サーバ事業者名
※資料は上記内容を集計したものを一覧にし、収録したものが
掲載されております。(事業者名を除く)
●特定できた調査項目:
特定できたOS:1,200件
特定できたwebアプリケーション:3,103件
特定できたpopサーバ:3,965件
特定できたSMTPサーバ:4,265件
■■ 調査結果要約 ■■
>> 企業よりも低いアウトソーシング比率
企業ドメインと比較すると、データセンターなどのサーバ事業者へのアウト
ソーシングの比率が低い。また、アウトソーシング先も地元の企業や関連団体
(協議会など)というケースが見受けられる。
>> 企業に比べて高い Windows 利用率
そのせいか、企業ドメイン調査の時に比べて、Windows環境の利用が多かっ
た。環境がWindowsであるため、サーバもIISが採用されている。
>> 不正中継放置や極めて古いバージョンの利用など管理不十分な実態
今回の調査では、81件もの不正中継データベースに登録されていた自治体・
行政府が発見されるなど、必ずしも充分とはいえない管理の実態が浮き彫りに
なった。
また、運用しているサーバのバージョンが安全なバージョンではないケース
も少なくない。
◇もっともよく使われている OS は、Solaris 27%、Linux 27%、Windows 24%
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特定できた OS の数は、1,200件であった。もっとも多かったのは、Solaris
である。
3月に実施した企業ドメイン(co.jp)の実態調査でもトップは、Solaris
がトップであったが、その時のシェアが 40%であったことに比べると、
Windowsのシェアが自治体調査結果の方が多い。
これは、企業ドメインに比べて、自治体ドメインの方がデータセンターなど
のサーバ事業者へのアウトソーシングの比率が低いためと考えられる。
順位 OS シェア
1 Solaris 26.83%
2 Linux 26.50%
3 Windows 24.17%
4 FreeBSD 13.25%
5 HP-UX 2.58%
個別のバージョンで見た場合、Windows NT 4.0 が第2位となっており、ここ
でも Windows 利用比率が高くなっている。
順位 OS バージョン シェア
1 Linux 2.1.122 - 2.2.16 20.92%
2 WindowsNT 4.0 13.42%
3 FreeBSD 2.2.1 - 4.1 13.25%
4 Solaris 2.6 - 2.7 12.75%
5 Solaris 2.5 9.33%
◇半数以上が Apache を利用、企業に比較して IIS の利用も多い
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特定できた WEBアプリケーションの数は、3,103件である。
このうち、もっとも利用されていた web サーバアプリケーションは、
Apacheで 63% であった。
企業ドメイン調査と比較すると、トップがApacheであることは同じだが、
自治体の方が Windows 用の web サーバである IIS の比率が高くなってい
る。ここでも、自治体での Windows 環境の利用の多さがでている。
企業ドメイン調査結果
SCAN Security Alert #1 webサーバのシェアは、Apache 83% 、IIS 9%
(2002.3.12)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/4299.html
順位 WEBサーバ シェア
1 Apache 63.36%
2 IIS 26.04%
3 Netscape-Enterprise 4.71%
4 Lotus Domino 1.22%
5 Zeus 0.61%
6 Fujitsu-InfoProvider-Pro 0.71%
また、個別のバージョンで見た場合、トップは、IIS 20% であり、第2位の
Apache 1.3.12 と大きく差をつけている。
企業ドメイン調査では、Apache が1位から4位まで続いていた点と比較する
と大きな違いがある。
順位 Webサーバ バージョン シェア
1 Microsoft-IIS 4.0 20.14%
2 Apache 1.3.12 8.93%
3 Apache 1.3.20 7.19%
4 Rapidsite/Apa 1.3.4 6.93%
5 Apache 1.3.22 6.70%
◇POPサーバはQPOP、SMTPサーバはSendmail が主流 不正中継も多い
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もっとも多く利用されていた POP サーバは QPOP、SMTP サーバは Sendmail
だった。特に、Sendmail は、全体の約67%という高いシェアであった。
また、SMTPサーバの中には、適切な設定を怠ったために、スパムメールの温
床として不正中継データベースに登録されているサーバが、81件存在した。
この81件については、すでに、関係各所に連絡を行い、告知が行われている。
不正中継対応の進む自治体、行政府サーバ(2002.4.11)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/4754.html
国内 81 の自治体、行政府が国際的な不正中継データベースに登録済(2002.4.9)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/4709.html
◇サーバ事業者トップは、OCN 7.9%、NTTPC 1.6%、アヴィスネット 0.9%
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全体的に、アウトソーシングの比率が、企業ドメインよりも多い自治体・行
政府ドメインであるが、その傾向がサーバ事業者のシェアにもあらわれている。
企業ドメインに調査では、トップの OCN は 10% のシェアを持ち、続くシェ
アサイト、GMOはそれぞれ 5% のシェアをもっていた。
今回の調査では、全体としてアウトソーシング事業者のシェアが低めとなっ
ている。なお、アヴィスネットは長野県のプロバイダである。
4位の C&C インターネットサービス mesh は日本電気のプロバイダサービス
であるが、メールサーバが不正中継データベースに登録されていたことが判明
している(関係各所には連絡済み)。
順位 事業社名 件数
1 OCN 7.90%
2 NTTPCコミュニケーションズ 1.63%
3 アヴィスネット 0.90%
4 C&Cインターネットサービス mesh 0.79%
(日本電気株式会社)
5 高知県情報ネットワーク協議会 0.56%
◇ドメイン数トップは政府、第2位は北海道、第3位は、埼玉県
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県別のドメイン(サブドメイン含む)の分布を見てみると、もっともドメイ
ン数の多いのは、政府(go.jp)で全体の 19% を占めている、続いて北海道、
埼玉県、愛知県と続く。東京は、意外にも6位となっている。
今回の調査では、ドメインおよびサブドメイン単位での件数をカウントした
ことが影響しているのかも知れない。
順位 県名 シェア
1 政府 19.01%
2 北海道 3.54%
3 埼玉県 3.35%
4 愛知県 3.09%
5 長野県 2.92%
県別に利用されている OS、web アプリケーションなどを比較してみると微
妙に自治体ごとに違いが見られるが、おおまかには、全体傾向をなぞっている
ようである。
【調査資料の詳細】
発 行 日:2002年7月24日
判 型:A4版・126頁
発 行:株式会社バガボンド
販 売:株式会社バガボンド
頒 価:98,000円(別途消費税および送料500円)
【資料の詳細およびサンプル】
http://shop.vagabond.co.jp/p-jid01.shtml
■■ 株式会社バガボンド ■■
・設 立:1996年10月
・資 本 金:4億1,745万円(2002年1月21日現在)
・代 表 者:代表取締役社長 中込 知野
・事業内容:コンテンツオリエンテッドなマーケティング・ソリューション
の提供会社
・取扱商品:・CRM導入方法論「proCess TM」の提案・実践
・ブロードバンド向けオリジナル・コンテンツの企画、制作、
コミュニティ運営
・セキュリティ製品レビュー、ウィルス情報、セキュリティホ
ール情報、インシデント情報など幅広くセキュリティ情報を
提供
・情報通信市場、ネットビジネスに特化した独自調査の企画、
受託
・企業様のweb、メールマガジンのコンテンツ企画、制作、運
用、顧客対応業務の代行
・U R L: http://www.vagabond.co.jp/
■■ お問い合わせ ■■
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